皆様、こんにちは。中学受験コンサルタントの、高畠圭子でございます。
今回は幼少期の声掛けについてお伝えいたします。
近年、中学受験はどんどん低年齢化しており、塾や地域によっては低学年で入らなければ締め切ってしまうというところも多いようです。
幼稚園や低学年の時期の塾は、年齢に合わせて興味をそそるようなカリキュラムが組まれています。
もちろん小さいころからの塾通いも良いと思いますが、この頃はまだご家庭での体験もその後の考える力を伸ばすのに一役かっていると思います。
例えばお母様がデザートの苺を準備している間、お子さんとお父様はどんな会話をするでしょうか。
先日友人と会った際に上記のシチュエーションに出くわしたのですが、4歳のお子さんに対してお父様はずっと「まだかな、まだかな。遅いね、まだかな。」と繰り返しており、お子さんも待ち時間が不満そうでした。
私はちょっとでも子どもの興味をひくことができればと思い、苺は何個来るかな、○○ちゃんは何個食べたい?じゃあ私は何個食べられるかな。苺って赤くて三角だよね。おうちの中で赤いものと三角のものを探してみよう!と言って無事に待ち時間を切り抜けることができました。
中学受験で御三家や難関校に受かったお母様に話を聞くと、同じように家庭生活の中で子どもと一緒に遊びながら考える力をつけさせている方が多いことに気が付きました。
もともと私は考える力をつけさせるために声掛けをしていたのではなく、どんなことも楽しくしようとしていただけなのですが、思い返してみると幼少期のこのような声掛けがその後の考える力をつけるのに有益だったとのかもしれないと思いました。
世間では幼少期にいろいろな経験をさせるのが良いと言われており、お金をかけて旅行や習い事をする方も多いと思います。もちろんそれも良いと思いますが、日常生活で子どもにどのような声掛けをするのかを考えていただくのもいいかもしれません。
お子さんの考える力を伸ばすために、幼少期からたくさんの言葉をかけてあげてください!
高畠圭子