2023年2月1日 本受験開始です

 受験生のご家族の皆様

いよいよ、2023年2月1日の勝負の日が参りましたね。お子様のご体調はいかがでしたでしょうか?お子様が初めての戦いに向かう背中を、ただ見守る事しかできず、心の中で震えながら武運を祈っておられたご家族様も多いかと思います。

当たり前ですが、家族は受験室に入る事は出来ません。そこからはお子様だけの戦いとなります。思いのほか暖かな2月1日となりましたが、やはり心配で心配で溜まらないと言うお気持ちで一杯でしたでしょう。ご家族様もお疲れ様でした!何はともあれ本日を乗り切って来られたお子様を全力で褒めてあげて下さいね。どんなにか心細かったと思います。

とはいえ、受験には必ず結果が付いて参ります。誰しもが第一志望に合格するとは限りません。残念な結果に涙するご家庭もあるかもしれません。2月1日の大事な日に何を言ってるんだ!とお怒りにならずに、ちょっと以下に記すリアルなお話を読んで下さいませ。

現在都内某大学に通っているA君は、元々中学受験をするつもりが無く、受験塾に行き始めたのが小学校5年生の秋でした。周囲は3年生や4年生から通っている猛者だらけでしたので、残念ながら進度が早すぎて全くついて行けず…。それでも頑張って何校も受験しましたが、一言で申し上げて惨敗だったそうです。

ただ、幸いにも1校だけ合格しましたが、それはA君にとって全く興味のない学校だったようです。家族会議を開き色々話し合った結果、地元の公立の中学に進学を決めました。

A君は、小学校時代から通っていた塾にそのまま通い続け、春休みからスタートダッシュ。そして中1~中3までほぼ学年TOPで、しかも生徒会長も務めました。それが出来たのも、中学受験のために通っていた塾で、中学受験をしなければ絶対に習う事の無かった算数の単元を複数解いていたからでした。それが中学数学の布石となりました。数学で躓く事で、学校の勉強全てにやる気が失せる事もございます。ところがA君は数学が武器となって好成績を収める事に成功したのです。中学受験は決して無駄ではありませんでした!

そして、一度は失った自信を一気に取り戻したA君は、中学受験で残念だった某超名門私立大学附属高校に学校推薦で合格を果たします。見事なまでのリベンジ成功でした。現在は大学3年生。就活に忙しいA君ですが、中学受験の時の教訓にして、準備に熱量を込め、ロケットスタートで頑張っているようです。中学受験が教えてくれたものは、ただ合格を目指すだけではなく、その後の人生の進め方であったと言うお話でした。

それではお子様、ご家族様、どうかご体調を整えられて明日からの試験を頑張って下さいね。応援しております。

高畠圭子

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