皆様、こんにちは。中学受験コンサルタントの、高畠圭子でございます。
今回は復習方法についてお伝えいたします。
夏期講習が終わり、秋になると演習、模試といったアウトプット中心の勉強になってくると思います。
模試が終わると毎回間違った問題を復習するかと思いますが、どのように復習しているでしょうか。
間違った問題について解説を見ながらやりなおしたり、計算のケアレスミスだから次は大丈夫と飛ばしたり、を繰り返しているお子さんも多いかと思います。
このような方法の場合、解説を見てわかった気になり、次に似たような問題が出た時にまた間違えてしまったり、ケアレスミスがなかなかなくならなかったりしていませんか。
私は演習問題や模試の採点が終わったら、なぜ間違えたのかを子ども本人が右上あたりの余白に記載する方法をお伝えしています。
例えば「計算ミス2件、問題文読み違い1件、転記ミス1件、解法不明3件」などです。
レコーディングダイエットのように毎回記載することで、自分のミスの傾向がわかり気をつけるようになります。
大人でもそうですが、自分のミスを認めるのはなかなか難しいですよね。最初こそ間違いの理由を記載するのを嫌がるかもしれませんが、テストの回数が多くなってくるとそんなことは言っていられず、問題を解くのと同じように記載することができるようになってきます。
また、あえてミスを自分で記載していくことで「全然ケアレスミスなくなっていないじゃん」と気づき、本気でミスをなくそうとがんばるようになります。
さらに「また私、転記ミスをしちゃったから、転記元と転記先にチェックを入れてみよう」「問題文読み違いをなくすために、問題文に色分けして線を引いてみよう」などの対策が立てられればなおいいですね。
この方法、ミスをなくせばなくすほど余白に記載するミスの文字や数字が少なくなっていくため、がんばった成果がわかりやすく、子どものやる気に直結します。
是非試してみてください。
高畠圭子